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ご家族の方へ患者さんをサポートするために

患者さんとご家族の悩みはさまざまですが、病気の正しい知識を持つことで、不安は小さくなります。公的サービスなどの支援も利用しながら、患者さんとともに治療を続けていきましょう。

パーキンソン病は適切な治療を行うことで症状がよくなる病気です

パーキンソン病の症状は、あらわれ方が人それぞれですが、薬物療法やリハビリなど、症状にあった適切な治療を受けることで改善され、毎日の生活を送りやすくなります。

パーキンソン病の症状はゆっくりと進行します

パーキンソン病は何年、何十年という単位でゆっくり進行する病気で、患者さんによって進行のスピードは異なります。早期のパーキンソン病は日常生活にほとんど支障をきたしません。また、たとえ進行しても薬物療法などの治療で病気とうまく付き合うことができます。

パーキンソン病について理解を深めましょう

「さっきまで自分で歩いていたのに『動けない』という。疲れたのかしら?」、「なかなか歩こうとしない。外出が嫌なのでは?」など、パーキンソン病について知らないと、このような誤解が生じてしまいます。この例では、ウェアリング・オフ現象※1や、すくみ足※2の症状が出ているようです。誤解によって患者さんを傷つけないためにも、パーキンソン病への理解を深めましょう。

※1 ウェアリング・オフ現象
薬の効く時間が短くなり、薬の切れた時間(オフ時間)が生じる現象。

※2 すくみ足
はじめの一歩を踏み出すのに時間がかかる症状。

できることは患者さん本人にまかせましょう

パーキンソン病だからといって患者さんの行動の多くが制限されるわけではありません。患者さんが「いまできること」に目を向け、続けていくことが、リハビリのかわりになります。

患者さんが前向きになれるようにサポートしましょう

パーキンソン病の患者さんは病気の影響や将来への不安から気分が落ち込みがちです。その結果、からだを動かさなくなり、悪循環に陥ってしまうこともあります。患者さんが前向きになれるように、ご家族でサポートしていきましょう。

公的サービスなどを利用しましょう

看病の忙しさや不安から、休むことを忘れがちになります。しっかりと休息をとり、こころとからだをリフレッシュすることが大切です。また、介助や介護が必要となった場合には、ご家族だけで悩みや負担をかかえこまず、介護サービスや保健所の窓口に相談してみましょう。

お薬の服用を見守ることが大切です

治療の基本であるお薬を患者さんが正しく服用できているかどうか、ご家族の見守りはとても重要です。
また、お薬の副作用や患者さん本人が気づきにくい症状について、ご家族から主治医へ報告することが、診断や治療の大きな手がかりになることもあります。

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